肺炎球菌とは
肺炎球菌はヒブ(インフルエンザ菌b型)とともに細菌性髄膜炎の主要な原因菌のひとつです。 近年、肺炎球菌は抗生剤に効かないタイプが増え、治療に難渋するケースが出てきています。 日本では毎年数百人程度が細菌性髄膜炎に罹患しており、その3〜4人に1人は神経学的な後遺症を残すといわれております。 その他にも肺炎球菌が原因となる疾患として肺炎、中耳炎、副鼻腔炎、などがあります。 ヒブ(インフルエンザ菌b型)は通常、中耳炎の原因にはなっておりませんが、肺炎球菌はその原因の一つとされています。 プレベナーにより、重症な感染症ばかりでなく、中耳炎の頻度も減ることが期待されます。
ワクチンの種類
活化ワクチン(ほかのワクチンとは1週間以上間隔をあけてください。)
接種対象年齢
生後2ヶ月から9歳以下
接種スケジュール
初回3回(27日間以上の間隔)+追加1回(60日以上の間隔をあけた12〜15ヶ月)
【当院での接種推奨スケジュール】
生後2ヶ月頃、4ヶ月頃、6ヶ月頃の初回3回 + 追加が12〜15ヶ月齢
初回2回(27日間以上の間隔)+追加1回(60日以上の間隔をあけた12ヶ月齢後)
2回接種(60日以上の間隔)
1回接種のみ
肺炎球菌ワクチンは任意接種ワクチン
肺炎球菌ワクチンは任意接種ワクチンです。
価格
1回1万円
その他
・通常のワクチンより発熱、局所の炎症が若干多いようです。
当院では他のワクチンとの同時接種は原則行わない予定(通常のワクチンより若干発熱、局所の炎症が多いため)ですが、
ご家族の強いご希望があれば医師と相談し、ご検討ください。
・ご予約された方は予診票を事前に受付まで取りに来ていただけると当日スムーズに終えることができると思われます。
・次のものを当日持参して下さい。
◎保険証・医療証 ◎母子手帳 ◎診察券